ニュースリリース

ナットウキナーゼ活性単位FU・酵素活性単位IUについて info

2003.01.30

ナットウキナーゼは1984年に新発見された比較的新しい酵素のため、それ固有の活性測定法が確立されていません。そのため、一般的なたんぱく質分解酵素の活性を示すカゼイン分解力(CU又はUnit)やプラスミン用合成基質を使用し、IU(国際単位)で表す、不適切な表現が行われてきました。 しかし、ナットウキナーゼはフィブリン(血栓)に特異的に働くという特性を持った酵素ですから、上述の測定法ではその作用を正しく測定することができません。
 当社はナットウキナーゼの発見者である倉敷芸術科学大学の須見洋行教授と共同でそれまでの測定法を改良し、再現性があり且つ正確に数値化できるナットウキナーゼ測定法を開発、その単位を「FU(フィブリン分解ユニット)」としました。このFU測定法はフィブリン(血栓)を溶かす酵素の力を表すのに最も適した測定法として(財)日本健康・栄養食品協会(JHFA)に採用されました。
 2003年1月15日、(財)日本健康・栄養食品協会(JHFA)は「ナットウ菌培養エキス食品」の規格基準を公示。ナットウキナーゼの1日の目安摂取量として「ナットウ菌エキス含有食品」には1000FU以上、2000FU未満含有、「同加工食品」には2000FU以上含有しなければならないとしました。現在、FUは、ナットウキナーゼ活性表示単位として米国、台湾、韓国、EUなどで広く理解・使用されています。

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