NSK ナットウキナーゼ高含有/納豆菌培養エキス

納豆

ナットウキナーゼ活性の極めて高い製品です

当社では、納豆菌由来の酵素「ナットウキナーゼ」に注目し、ナットウキナーゼを高含有する「納豆菌培養エキス」の製造方法を世界に先駆けて確立、販売を開始いたしました。気になる納豆臭を取り除き、原料の大豆は非遺伝子組み換え品を使用、さらに納豆菌・ビタミンK2を除去しております。

発売以来、国内はもとより、米国、韓国、台湾、中国など海外でも多くの実績を重ねております。ナットウキナーゼのパイオニアとして、過去の実績を活かし、ソフト(技術)、ハード(原料)の両面で皆様のご期待に応えます。

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ナットウキナーゼとは?
納豆

ナットウキナーゼと呼ばれる酵素は、わが国の伝統的発酵食品である納豆より発見されました。納豆菌が大豆を発酵する過程で産生されるもので、275個のアミノ酸からなる分子量約27,700のプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)です。

ナットウキナーゼには血栓溶解力を高める作用があり、その機能は①直接血栓に働きかけ溶解する、②溶解促進物質を活性化させる、③ストレスなどにより発生する溶解阻害物質を不活性化させる、と大きくは3つに分けられます。

フィブリン(血栓)形成・分解の仕組み

生体内では、下図のような応反がおこり、常にフィブリン(血栓)が形成・分解されています。この生体内の血栓溶解酵素(プラスミン)の働きが弱くなると血栓が形成されやすくなります。ナットウキナーゼは、このプラスミンと同様にフィブリンを直接分解する血栓溶解酵素です。(※1)また、プロウロキナーゼをウロキナーゼへ活性化すること(※2)や、プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター(PAI-1)を分解不活化することで組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)量を増大させ、プラスミノーゲンを活性化すること(※3)も確認されています。

フィブリン(血栓)形成・分解の仕組み
フィブリン(血栓)形成・分解の仕組み
納豆菌培養エキスのあゆみ
1995年
納豆菌培養エキスの開発着手
1998年

ナットウキナーゼを高含有する納豆菌培養エキス製造方法を確立

納豆菌培養濃縮エキス(9,800FU/g)および
納豆菌培養エキス「NSK-FD」(13,000FU/g)の製造販売を開始

1999年
「納豆菌培養エキスNSK」を韓国および台湾の製薬会社へ輸出を開始
2001年
納豆臭を除去した「NSK-SD」(20,000FU/g)を開発。製造販売を開始
2003年
国内製薬会社に「納豆菌培養エキスNSK-SD」の米国への独占販売権を委譲し、輸出を開始
2006年

「血小板凝集抑制剤及び血小板凝集抑制に有効な保健食品」(米国特許US7,014,851)特許を取得

ビタミンK2除去の製法特許を取得

製品特徴

ビタミンK2は含みません

「ワーファリン」を服用されている方は「ビタミンK2の拮抗作用」により、ワーファリンの効果が減弱されるため、ビタミンKを多く含む食品(納豆、緑黄色野菜、クロレラなど)の摂取を医師より制限されます。当社では、そういった方でもナットウキナーゼが摂取できるようビタミンK2の除去技術を開発し、納豆菌培養エキスNSKの製造に採用いたしました。

特許概要

<納豆菌培養エキスのNSKのビタミンK2除去に関する特許>/第3834048号

ナットウキナーゼを含有し、かつほとんどビタミンK2を含まない納豆菌培養液の製造方法

他社製品との違い・偽物との違い

ナットウキナーゼとは単一な酵素の名称ですが、近年、ナットウキナーゼを標榜する偽酵素が数多く販売されています。日本国内では枯草菌が産生するペプチド分解酵素、台湾・中国では枯草菌が産生するプロテアーゼ、韓国では枯草菌の類縁菌が産生するチョングキナーゼ、アメリカではコウジカビが産生する複合プロテアーゼ製剤等がナットウキナーゼを標榜し、製造販売されています。これらの中にはナットウキナーゼに近い酵素もありますが、全て異なる酵素です。これらの酵素も試験管内若しくはシャーレ上のフィブリン(人工血栓)を大なり小なり分解します。しかしながら、これが即ち生体内での反応であるとは限らず、安全性についても疑問視されています。

当社では、酸化インスリンB鎖の分解様式をHPLC分析により確認する、ナットウキナーゼ簡易鑑別法(IBox法)を確立しています。この方法を用いれば、ナットウキナーゼか偽物かを簡単に鑑別することが出来ます。上述の酵素との比較を示します。データはこちら

機能性

・血栓溶解作用

シャーレの中に作った人工血栓(フェブリン平板)に、納豆菌培養エキス(2,000FU/mL)、30μL(60FU)を滴下した後の経時変化。

0分後 1時間後 3時間後 5時間後

・血流改善作用

NSK-SDの摂取により、血流量が増加し、血流促進作用が確認されました。データはこちら

両手中指の血流動態変化

両手中指の血流動態変化

・血圧低下作用

NSK-SDの摂取により、収縮期血圧および拡張期血圧ともに有意な低下が確認されました。データはこちら

血圧低下作用

・線溶活性亢進作用及び凝固能抑制作用

・血小板凝集抑制作用

・ワーファリン服用患者に対する安全性と効果

安全性・安定性

NSK-SDの安全性

納豆はわが国において長年の歴史ある食品ですが、当社ではその食経験だけに頼らない安全性の確保に努めております。

安全性試験

  1. 1.単回経口投与毒性試験
  2. 2.13週間反復経口投与毒性試験
  3. 3.染色体異常試験
  4. 4.復帰突然変異試験
  5. 5.生産菌の病原性試験
  6. 6.ナチュラルスーパーキナーゼII摂取時の安全性検討試験(1~5:動物および微生物試験 6~7:ヒト臨床試験)
  7. 7.ワーファリン併用時の安全性確認試験

以上の試験において安全性が確認されています。

安全性管理

NSKに使用している原料は全てnon-GMO、non‐Animalであることを確認しています。

※これらの安全性は当社NSK-SDによるものです。他社ナットウキナーゼ原料には該当しません。

NSK-SDの安定性と生化学的諸性質

NSK-SD保存安定性(室温保存)

NSK-SD保存安定性(40℃保存)

pH安定性
: pH 5.5~10
至適 pH
: pH 10.5
熱安定性
: 50℃以下
至適温度
: 65℃
保存安定性
: 室温で42ヶ月、40℃で18ヶ月安定

これら技術データシートをご用意しております。

製品規格

納豆菌培養エキス製品規格

納豆菌培養エキスNSK-SD 独自技術により納豆臭をほとんど除去した高力価の製品。
スプレードライタイプ。NSK-SD

性状
白色から乳白色の微粉末で、僅かに納豆臭を有する。
規格
ナットウキナーゼ活性:20,000FU/g以上
ビタミンK2:0.1ppm以下

摂取目安量

当社は、ナットウキナーゼの1日摂取目安量2,000FU以上を推奨しています。
ナットウキナーゼ活性2,000FUをNSK-SDに換算しますと100mgに相当します。

財団法人日本健康・栄養食品協会(JHFA)規格基準

JHFAは「ナットウ菌培養エキス食品」の1日の摂取目安量について以下のような基準を設定しています。

「ナットウ菌培養エキス加工食品」・・・ナットウキナーゼとして2,000FU以上
「ナットウ菌培養エキス含有食品」・・・ナットウキナーゼとして1,000FU以上~2,000FU未満

財団法人日本健康・栄養食品協会のホームページ

日本ナットウキナーゼ協会(JNKA)規格基準

以下の4項目に適合した商品は、JNKAの規格基準を満たしたものと判断され、JNKAマーク(証票)の記載が許可されます。

  1. 1.納豆菌の生成物を含有
  2. 2.ナットウキナーゼ2,000FU/日以上含有
  3. 3.ナットウキナーゼの含有量をFU表示
  4. 4.安全性の証明

日本ナットウキナーゼ協会のホームページ

「FU」とは、ナットウキナーゼの活性を示す単位です。
(「フィブリン分解ユニット」の略)
当社は、フィブリン(血栓)を基質としたナットウキナーゼ活性度測定法(フィブリン分解法)を提案・啓蒙してきました。財団法人日本健康・栄養食品協会、日本ナットウキナーゼ協会の規格基準判定には本法が採用され、ナットウキナーゼの活性を示す単位として「FU」が広く認知されています。

用途・配合例

主な用途

  • ソフトカプセル
  • ハードカプセル
  • 打錠品

NSK-SDと各種素材との相性

NSK-SDと各種素材(食品および健康食品原料)との相性評価についてデータシートをご用意しております。

NSK-SDのナットウキナーゼ活性が阻害されない素材例

あした葉カルコンパウダー
イチョウ葉エキス
コエンザイムQ10 など

※天然物由来原料との評価については、メーカーや産地、収穫時期(Lot)等により差が生じますので、各原料個別の確認試験の実施を推奨しております。お気軽にお問い合わせください。

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